お次にやってきたのは
ロンドン塔です↓
1066年にウィリアム1世が建てた要塞で、宮殿でもあり、牢獄・処刑場でもありました。
血塗られた恐ろしい歴史が多数あることから、亡霊が出るとの噂もよく耳にします。
映画『
ブレイブ・ハート』でおなじみのスコットランド独立の英雄ウィリアム・ウォレスも、スコットランドの貴族に裏切られてしまい、イングランド軍に捕われ、こちらで4つ裂きにされて処刑されました。
ちなみに彼の頭部はあの「ロンドン橋」に晒されたとか…コワイよ~~!!
↑「トレイダーズ・ゲート」(反逆者の門)
この水門とテムズ川はつながっていて、ここから罪人は小船に乗せられてやってきました。この門をくぐった者は2度と生きて帰れないと言われていたそうです。
「ブラッディ・タワー」という、おどろおどろしい名前の建物の中には、処刑や拷問に使われた道具が展示されていました↓
手足を結わいつけ、ギリギリと四方からロープを巻き上げていきます。ひーっ!
↑ぷら~ん・・・
↑起きているときも眠るときも、ずっと絵のように体を丸めた状態に固定させる拷問です。
息絶えるまでずっとこの体勢だったのでしょうか・・・残酷です。
↑「ホワイト・タワー」とその入口の階段。
なぜここだけ木製のちゃっちい(失礼)階段にしてあるかというと、敵が攻めて来たときにコレを壊してしまい、高い位置にある建物の入口から入ってこれないようにするためだそうです。
↓現在、「ホワイト・タワー」内は国立博物館として英国の武具や甲冑などが展示されています。
↑股間がまん丸すぎて笑ってしまいましたwww
↓「ビーチャム・タワー」は主に身分の高い囚人たちが収容されていた建物で、彼らが残したも刻字が残っています。この世に生きた最後の証を、どのような気持ちでここに刻んだのでしょうか・・・?
↑
ダッドリー家 ウォーリック伯ジョンの刻字。もはや芸術。
↑「クラウン・ジュエル」という名の宝物館には、王冠や世界第2位の大きさ(530.20カラット)を誇るダイヤがついた王笏などが収められています。当然、館内は厳重な警備がしかれていて写真撮影も厳禁。動く歩道みたいなレーンに乗って、流れながら見学します。
↑あまりにダイヤが大きすぎるので、ニセモノのように思えてきます(爆) 庶民ですみません。
↑「タワー・グリーン」(芝生広場)の処刑場跡にあるメモリアル。処刑された人々の名前が刻まれています。ヘンリー8世の2番目の王妃アン・ブーリンも姦通罪の濡れ衣(?)でこの場で断首刑にされました。
かなり脚色はあるかとおもいますが、おおよその話の流れは映画『
ブーリン家の姉妹』でも知ることができます。これからロンドン塔に行かれる方は予習で観ておくと良いかも。
↑ロンドン塔から見た
タワー・ブリッジ。
テムズ川に架かる跳開橋で、ロンドン塔と調和するようにゴシック様式外観に仕上げられています。船が橋の下を通るときに、中央から橋がパックリ持ち上がって開きます。
【旅行記 4日目(その1)】へ続く